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こんな時こそ販促!飲食店で効果的な販促事例6選!<2020-2021年秋冬コロナ対策版>

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新型コロナウイルス拡大により大打撃を受けている飲食業ですが、打たれるばかりではありません。
飲食店で食事をしたくても出向くことができない顧客と、客数を伸ばしたい飲食店の双方がジレンマに陥っている中、成功している飲食店は「人と人とのつながり」をキーワードに優良顧客を獲得し客単価のアップを狙った店舗です。

まだまだ新型コロナウイルスの収束は遠そうです。このような中、話題になったセールスプロモーション施策や販促などの事例を紹介していきます。

押さえておきたい販促の種類

よく利用される販促の種類を紹介します。実際にはこれらを組み合わせたセールスプロモーションが功を奏することが多いです。

イベント

顧客に対してイベントを開催し、ブランドイメージのアップを目指すという「イベント」開催による販促。
顧客と直接接点を持ち、グッズやノベルティを手渡しできるという販促方法であるため、店舗の特長がダイレクトに顧客に伝えられるというメリットがあります。

一方、新型コロナウイルス拡大後は、各種イベントの開催が困難になりました。ここで脚光を浴びているのが、配るノベルティではなく、”送る”ノベルティです。
例えば、薄いため家庭のポストに投函できる「スマホループバンド」や、コンパクトに梱包できる「ドリンクホルダー」などは、送るノベルティグッズとして人気急上昇です。

送るグッズノベルティー オリジナルノベルティ、ノベルティ製作の販促ワールド
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SNS

SNSによる販促では、twitterやInstagram、LINEなどのSNSを運用し、店舗のブランディングや集客を行います。
例えばtwitterの場合、店舗からのお知らせを閲覧したユーザーは、その情報が有益と思えば、シェアやいいね!などで知り合いや友人にも拡散していきます。SNSを活用した販促ではこのように爆発的な情報の拡散が期待できます。

メディア

オンラインプロモーション全盛とはいえ、チラシの配布やポイントカードなどのメディアを活用した販促もまだまだ健在です。
チラシの配布は、近隣地域限定クーポンを付けたりと、特に狭い領域に特化した販促に強みを発揮します。
また、ポイントカードを活用すれば、顧客のリピート化に繋がります。

アプリ

総務省の調査によると、20〜40代のスマートフォン利用者の8割以上が、Webブラウザではなくアプリを利用しているといいます。

見込み顧客には、アプリ内で店舗の初回来店限定クーポンを発行して、来店を促したり、既存顧客に対しては、プッシュ通知でキャンペーン情報を配信し、リピート利用を促すなど様々な販促活動が行えます。
多くの人が毎日使い、頻繁にチェックするスマートフォンというデバイスを販促に活用しない手はありません。

ターゲットによって大きく変わる施策

日本フードサービス協会による「2020年5月外食産業市場動向調査」によると、飲酒業態は、2020年4月に続き多くの店舗が休業。
宣言解除後に再開した店舗においてもほとんど集客できない店もあり、パブ・ビアホールは前年度比売上4.1%、居酒屋は11.5%と2020年4月に続き引き続き壊滅的な状況と総括しています。

このような状況においても、顧客の属性や思考を上手く掴み、販促を成功させている飲食店もあります。話題となったサービスプロモーション施策の事例を紹介します。

インパクトのあるクラウドファンディングで話題性抜群「串カツ田中」

そのインパクトある店名が特長の「串カツ田中」。
串カツ田中は、現在全国に約270店舗を展開していますが、なんと、2020年7月1日~7月31日の1ヵ月限定で全店舗とも「串カツ宮迫」に変わってしまいました。

串カツ田中は、「串カツ全種盛り券」「社割権付き 串職人 オリジナルTシャツ」「串職人がおもてなし!出張串カツパーティ」などの独創的なリターンを引っさげ、クラウドファンディングに参加しています。
その中のリターンのひとつが、2,000万円の寄付で「ネーミングライツ1か月間」のリターンが得られるというもの。
串カツ”〇〇”の〇〇を購入者の好きな名前に変更できるというもので、店舗の看板の他、串カツ田中公式HPやSNSの名前も変更できるという冗談のようなリターンでした。

今こそ、串カツで笑顔に!!一緒にコロナを乗り越えましょう!! CAMPFIRE
©CAMPFIRE, Inc.
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このネーミングライツを購入したのが、お笑い芸人の宮迫博之さんだったことで、話題性は急上昇。
期間限定メニューを注文するともらえるスクラッチカードを削ると、「串カツ宮迫オリジナルジョッキ」・「串カツ宮迫キーホルダー」・「串カツ宮迫ステッカー」というノベルティのいずれかがもれなく受け取れます。販促グッズまで全部「串カツ宮迫」という徹底ぶり。

また、期間中は宮迫博之さんの経営している「みやたこです」のメニューの一部も登場。メニュー「みやたこ」の売上の一部が「みやたこです」の応援にもつながるという、飲食店同士がお互いのセールスプロモーションに貢献したという好例でもありました。

串カツ田中 ニュース
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先読みとアプリで勝負した「マクドナルド」

政府の自粛要請に対応しながらも、2020年4月の客単価で前年比31.4%増を達成したのは「マクドナルド」。
他の外食チェーンと同様、マクドナルドでも客席の終日利用中止・営業時間の短縮・閉店といった対応をしたため、客数は2019年4月度との比較で18.9%減となっています。それにも関わらず、客単価は31.4%増、売上高は6.5%増という結果になりました。

マクドナルドの勝因は、素早い先読みで家族層を囲い込んだことにあります。
新型コロナウイルス拡大前、店舗に出向く前に注文から支払いまでをアプリで完了できる「モバイルオーダー」は、日本マクドナルド公式アプリとは別のアプリとして存在していました。
マクドナルドは、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を先読みし、2020年4月には、マクドナルド公式アプリからモバイルオーダーを利用できるようにしています。
コロナ禍において、各家庭からオーダーを済ませられるという利用動機を掘り起こしました。

マクドナルド モバイルオーダー
©2020 McDonald’s. All Rights Reserved.

自粛でもごちで感謝を伝えられる「ごちめし」

社会貢献に一役買っているのが、人への思いを「ごちる(食事を奢る)」という形で届けられるサービス「ごちめし」。飲食店に出向くのを自粛している人が、そのお店のメニューを選んで食事代を先払いしておき、後日、「ごち」で食事ができるというものです。

「ごち」られる相手は、自分・友人や知人・店舗から選べます。
例えば、自分あてに「さきめし」して、新型コロナ収束後にゆっくり飲食を楽しんだり、友人や知人へ「ギフトごち」して、日頃の感謝を伝えたりできます。
「だれでもごち」を選ぶと店舗あてに「ごち」することができます。

「だれでもごち」は社会貢献活動にも寄与しています。
和食レストラン「ばんどう太郎」と連携して、境町子ども食堂を展開している茨城県境町。2020年4月には、境町子ども食堂が各店舗毎日10食限定の「こども弁当」の提供を開始。
この、こども弁当の無料提供に活用されているのが「ごちめし」です。

「ごちめし」に参加する飲食店側はサービス手数料が一切かからない上に、顧客が来店しなくても売り上げを増やせる上、アプリ上でおすすめのメニューのプッシュもできます。

ごちめし ©2020 Gigi Inc.

抗菌マスクケース無料プレゼント「カフェ・カイラ」

カフェ・カイラ舞浜店とカイラ カフェ&テラスダイニング渋谷店では、新型コロナ対策として、マスクを一時保管できるオリジナル「抗菌マスクケース」の無料プレゼントをスタートしました。
これまで、飲食時に外したマスクは、鞄の中にしまったりテーブルに無造作に置く以外に一時保管する方法がありませんでした。
マスクを安全に保管しておける場所を提供することで、店舗のイメージアップにつながっています。

カイラ カフェ&テラスダイニング コロナ感染対策への取り組み
COPYRIGHT © KAILA ALL RIGHTS RESERVED.

#勝手に応援プロジェクトを立ち上げた「キッチハイク」

食べることが好きでたまらない人やグルメな人が集まるのが、「キッチハイク」が展開している「#勝手に応援プロジェクト」。

「#勝手に応援プロジェクト」では、キッチハイクのサイト上で、数ヶ月後まで利用可能な「チケット(食事券)」を販売しています。飲食店を応援したい顧客がチケットを購入して、飲食店を応援できます。
飲食店側は顧客の来店がなくても売上を作ることができる上、飲食店を応援してくれるファンを可視化できるのもメリットです。

キッチハイク #勝手に応援プロジェクト
© 2013-2020 KitchHike, Inc.

Go Toイートを活用する「家系ラーメン町田商店」

期間中にインターネットのグルメサイト経由で飲食店を予約・利用した人に対して、その飲食店で使える食事券やポイントが付与される「Go Toイート」キャンペーン。
ポイントとお食事券という2つの特典が受けられるため、飲食店としては、客数増加だけでなく、客単価の向上も期待したいところ。

ただ、顧客の側にはメリットが多い「Go Toイート」ですが、飲食店側から見ると課題もあり、そのひとつが「送客手数料」の問題です。
「Go Toイート」に参加している予約サイトは13事業者ありますが、そのほとんどが1人顧客を送客するたびに、飲食店が予約サイトに”送客手数料”を支払わなくてはならない仕組みになっています。
「Go Toイート」が利用されるほど、送客手数料がかさむため「Go Toイート」への参加を見送る飲食店も少なくありません。
そこで、「家系ラーメン町田商店」では、送客手数料が無料の予約サイト「Retty」を利用することで、送客手数料の出費を控えつつ「Go Toイート」にも参加するという方法を採用しています。

町田商店 Go To Eatキャンペーンに関するお知らせ
© GIFT .inc

まとめ

新型コロナウイルス拡大により大打撃を受ける飲食産業。
一方、このような状況においても客単価や売上を伸ばす飲食店が行っていることは、”マスクを置く場所を提供する”ことや”社会貢献をしたいというニーズを活用する”ことなど、小さな気づきを形にしたことです。
新型コロナとは関係なく、顧客満足度をどのように高めるかを考え抜くことが、客単価や売上をアップする秘訣のようです。

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ライティング:コンドウマリ

ライター・コーダー・DTPオペレーター。家電メーカー、IT企業、コンテンツ制作会社勤務を経て、2017年よりフリー。得意分野はあらゆるモノ系の解説の執筆。2児の母。

企画・編集:
NOVEZO編集部

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