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ノベルティにもSDGs時代到来。本気で環境印刷に取り組む会社「大川印刷」に潜入!【ノベルティ工場見学】

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株式会社大川印刷とは?

1881年に横浜で創業し、現在神奈川県戸塚区に本社・工場を置く印刷会社。
本業を通じて社会的問題を解決する「ソーシャルプリンティングカンパニー®」を目指し、環境印刷やSDGs経営に取り組んでいます。

2018年には第2回SDGsアワードSDGsパートナーシップ賞を受賞。
オープンファクトリーやセミナーなどによる外部への発信も積極的に行っています。

 

株式会社大川印刷 ホームページ>

「環境印刷」を発信する印刷会社に迫る!

センパイ、今日は株式会社大川印刷の工場見学に行ってみましょう!

大川印刷ってもしかして、第2回SDGsアワードのSDGsパートナーシップ賞を受賞したあの大川印刷さん?!
わ~ずっとお話を聞いてみたいと思っていたんだよ。

さすが!センパイもすっかりSDGsマスターですね。
会社のホームページでは「環境印刷で刷ろうぜ」という強いメッセージを発信している大川印刷さん。SDGsへの関心が高いNOVEZO読者のみなさんに代わって、お話を伺ってきます!

ノベルティは無駄なもの、SDGsの動きに反したものと思われがち。
僕たち販促担当者の今後の企画に役立つヒントが見つかるといいね。

それでは早速、神奈川県戸塚区の本社工場に向かいましょう!

環境にも従業員にも優しい印刷の現場とは?

本日の工場見学を担当する、品質保証部の草間です。
どうぞよろしくお願いします!

よろしくお願いいたします!

早速印刷や断裁、検品まであらゆる作業が行われている工場の中に入ってきましたが、皆さん何か気づいたことはありませんか?

印刷工場ということでもっと強烈なインキの匂いがすると思っていたけどあんまり嫌な匂いがしない…?
それになんだか涼しいかも!今日は気温も湿度も高いから、工場も当然ムシムシしていると思っていたんだけど…。

その通りです!
大川印刷では石油系溶剤を含まないノンVOCインキを使っています。
石油系溶剤は大気汚染や化学物質過敏症の原因となるもの。ノンVOCインキを使用することで環境に配慮するだけでなく、キツイ匂いを削減して私たちの働く環境を守ることにもつながっています。
また、工場内は常に室温が23~26度、湿度が45~60%に保たれています。
これも心地よい環境で効率よく働くための工夫です!

なるほど、確かに地球環境について考える前にまずは自分たちの労働環境について見直すべきですよね。
身近なところからなら始めやすいです!

品質保証部の草間さん。
明るく、過ごしやすい環境が整った工場内。

工場内のあちこちにSDGsの17目標のアイコンが掲げられていますが、これにはどんな意味があるのですか?

こちらはそれぞれの機械の機能や部署の働きがどの目標の達成につながっているかを見える化するために掲げているものです。
例えばこのLED-UV印刷機は全部で5つの目標に合致しています。ノンVOCインキや再生紙の使用に加えて、従来の印刷機の50~70%の電力を削減できる機械であるという意味で、7番の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を掲げています。
従業員の見やすい位置にアイコンを掲げることで、日ごろの業務の中でもSDGsについて考え、理解するきっかけになればいいなと思っています。

自分自身の業務が何番の目標達成に貢献しているかがわかればモチベーションにもつながりそうですね。
これは今日からでも真似したいぞう!

5つのアイコンが掲げられたLED-UV印刷機。

草間さん!これは何ですか?

こちらは印刷物を断裁する際に出た端材を3種類に分類したものです。
インクの有無や紙の質によって、雑誌やコピー紙、トイレットペーパーなどにそれぞれ再生されます。
断裁しながら分別していくので手間ではありますが環境を考えると大切な作業。手間を惜しまない努力で大川印刷のリサイクル率は93%を達成しています。

インクの有無や細さ、質によって分別された端材。

あの~僕ずっと気になっていたのですが、草間さん含め、他の従業員のみなさんも説明がとてもお上手ですよね。しかもみなさん作業の手を止めて説明してくださっていますし。
一般的な工場見学とはイメージがかなり異なりますが、何か理由があるのですか?

お!気づきましたか?
実は大川印刷では毎週の朝礼など発表の機会を多く設け、また工場見学でもなるべく自分の言葉で説明してもらうようにしています。自分の言葉で語ることで、自分自身の仕事に誇りと責任を持ってほしいのです。
また、弊社の印刷物は全数検品を行っていますが実際に作業をするのはパートの方たち。子育てをしている主婦の方たちが中心になるので皆さん出社できる日できない日がありますが、シフトは社員が組むのではなく皆さん自身で組んでもらうようにしています。
そうすることで自分たちで働きやすい環境を作っているという意識が生まれて、責任とプライドにつながると考えています。

先ほど工場内の環境のお話にもありましたが、まず第一に自分たちが働きやすい環境を整えていこうという意識が結果的に環境を意識する働き方につながっているのかなと感じました。
SDGsを意識しすぎると難しく考えがちですが、まずは自分に近いところから始めていってもいいのかもしれませんね!

その通りだと思います!
私自身も自分の子供たちが大人になった時のために地球の環境を守らなくては、という思いでSDGsの活動を始めました。
自分と周りの人々のために環境について考えようという動きが結果的にSDGsにつながった、というのが現在の大川印刷の形なんだと思います。

「SDGsを意識しよう!何かしなきゃ!」と強制されたものではないので無理なく活動できているのかもしれませんね。
こういった心構えは非常に参考になりました。

最近のSDGsは「先利後義」になってしまっているのでは?

では続いて、社長の大川さんにSDGsに関する会社の取り組みや自身の考えについてお話を伺います。
大川社長、よろしくお願いいたします!

大川印刷へようこそ!
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

講演をしてくださった大川社長。

早速ですが、質問です。
会社全体でSDGsに注力するようになったきっかけは何だったのですか?

我々はSDGsという言葉が一般的になる前の2004年から「ソーシャルプリンティングカンパニー®」を目指し、本業を通じて社会的問題を解決することを目標にCSRに力を入れてきました。
きっかけとなったのはバブルの崩壊です。売り上げが下がり、賃金が下がるので従業員のモチベーションも下がるという悪循環に陥ります。それに加えて最近は気象リスクへの対応も求められています。
CSRというと「企業の社会貢献」と定義されるので余裕のある企業が行うものだと思われがちですが、余裕がないからこそ新たなビジネスが必要であり、社会課題の解決は多くの人の共感と協力が得られるのでむしろ進んで取り組むべきものなのです。

CSRとして行ってきた活動が結果的に今日のSDGsにつながったということですね。

CSRに関してもう一つ誤解されがちなのが、CSRが「企業の社会的責任」と説明されることで従業員には関係のないことだと思われてしまっているということです。
やらされている感が出てしまうので「ワクワクしないもの」だと思われてしまうのが問題です。

大川印刷では正しい解釈が浸透しているから従業員のみなさんが自分ごとで考え、自ら行動しているのですね!

その通りだと思います。

大川印刷さんはいわば「日本におけるSDGsの先駆者」ということになると思いますが、最近の企業におけるSDGsの活動についてはどう思われますか?

「先義後利」という言葉がありますが、現在の多くの企業の活動は「先利後義」になってしまっているのでは、と感じています。先に利益を求めて後から「こんな社会貢献につながっています」と提言する、「儲かるSDGs」になってしまっているのではないか。
それでは本来のSDGsの目的とは全く異なるものになってしまいますよね。

あくまで社会のために企業として何ができるかを追い求めた先に利益が生まれる、ということですよね。
わかってはいても具体的にどういったことに気を配るべきかわからない人も多いと思います。気を付けるべきポイントを教えてください。

バングラデシュでファストファッションの縫製工場が崩落し、多くの犠牲者が出た事件は記憶に新しいですね。
こういった大きな事件はSDGsを考えるきっかけになりますが、こういう問題は過去の話、外国の話ではありません。
印刷の現場では化学物質の使用が原因で、機械を動かすオペレーターが胆管がんを患った事例があります。悲しいことに死亡例も出ています。
私が皆さんに考えてほしいのは「何で作られているのか。誰によって作られているのか。」ということ。
そして消費者の方々にも「何を基準に買うか」をしっかり考えてもらいたいです。

販促担当者が大多数を占めるNOVEZO読者もSDGsには大きな関心を寄せていますが、多くの物を配るノベルティキャンペーン自体がSDGsに反しているのではないか、という迷いもあります。
そんな販促担当者にも何かアドバイスを頂けますか?

販促担当の皆さんが意識すべきは、企業の理念やメッセージがノベルティグッズにも反映できているかどうかだと思います。
SDGsを謳っていながらも印刷はネットプリントで、というのはどうなのか、ということですね。
矛盾に気づいて意識し、改善していくことが大切です。販促活動もノベルティグッズも、すべての活動がつながっているということは忘れてはいけませんね。

ノベルティグッズは会社のメッセージやブランドの世界観を表すものである、ということを肝に銘じていなければなりませんね。
その意識があれば理念から外れたものは生まれないはずです。

もし悩んだ際にはぜひ相談してください!会社の取り組みであっても、販促活動に関することであっても、ぜひアドバイスをさせて頂ければと思います。

ノベルティにも活用できる、自社のSDGs商品をご紹介!

大川印刷さんは、ノベルティにもおすすめの自社商品を展開されています。
もちろん環境に配慮した素材を使用した商品。SDGs対応のノベルティグッズをお探しの方におすすめです!

GREEN CALENDAR

こちらは台座や台紙、パッケージに間伐材を使用したカレンダーです。
封を開けると木の香りがして、台座の木目や紙の色合いが温かな雰囲気を演出しています。シンプルでスタイリッシュなデザインが素敵ですよね。
名入れについてもご相談が可能とのことです。

森がよろこぶカレンダー

こちらはその名も「森がよろこぶカレンダー」。2006年からシリーズ化されている、動物や自然の姿が描かれたカレンダーです。
使用後はポストカードとして使用できるとのこと。
台座はFSC®森林認証材か間伐材を選択できるようです。
いつも見えるところに動物の姿を置くことで、日ごろから自然を意識することにつながりますね。
SDGs素材を使うだけでなく、自然への配慮を呼び掛けるような工夫が見られるノベルティを考えたいですね!

こちらはSDGsのアイコンがデザインされたメモ帳です。17の目標をいつでも確認できて、常にSDGsへ意識を向けることにつながりそうです。
また、こちらはオリンピックデザインということで走り幅跳びのパラパラ漫画付き!SDGsグッズとなると真面目になりすぎてしまいがちですが、遊び心のあるデザインが光るグッズです。

カレンダーやメモ帳などはばらまき用のノベルティとして配られることの多いグッズ。だからこそ環境に配慮したものであってほしいですよね。
大川印刷のグッズはノンVOCインキでの印刷、FSC®森林認証紙の使用など、環境に優しい資材、工程で作成されています。
こんなグッズを探してた!という方、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

今日は大川印刷の工場見学から大川社長のお話まで、とてもためになるお話をたくさん聞けたぞう!

SDGsと言われると環境問題など地球規模での大きな問題として捉えてしまいがちですが、まずは自分の周囲の環境を考えることから始めるべきだなと感じました。
自分たちが過ごしやすい環境に変えていく努力が、結果的に世界中の問題を解決することにつながっていくんだと思います。

僕は、ノベルティが企業を反映すべきものである、という社長の意見にハッとしました。
今後ノベルティを考える際はどんなメッセージを込めるかということを念頭に置いていきます!

「誰によって作られているのか」ということを考えて、環境問題にまじめに取り組んでいる工場でノベルティを作ることから始めてみてもいいかもしれませんね。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください!

大川印刷の皆さん、本日はありがとうございました。
日本の企業によるSDGsの活動が正しく行われていくように、我々も正しい情報を発信していきたいと思います!

SDGsのメッセージをキャンペーンやノベルティにも。ご相談はお気軽に!

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企画・ライティング・編集・撮影:
NOVEZO編集部

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