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これでスッキリ!ノベルティグッズとプレミアムグッズの違いと、成功事例のご紹介

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ノベルティグッズとプレミアムグッズの違い

同じシーンで使われがちな「ノベルティグッズ」と「プレミアムグッズ」。
どちらも消費者や顧客に配る販促品として認識されていますが、その違いはどこにあるのでしょうか?
意外と知らない明確な違いがあります。

ノベルティグッズ

ノベルティグッズは、ウィキペディアによれば「企業が自社や商品の宣伝を目的として、それらの名称を入れて無料配布する記念品」とのこと。
街で配っている広告入りのティッシュも、ひとつのノベルティグッズだと言えます。家電量販店で携帯ショップがよく行っている無料抽選会で配布されているロゴ入りのグッズも「名称を入れて配布する記念品」なのでノベルティグッズですね。

プレミアムグッズ

プレミアムグッズは、ウィキペディアによれば「購入者に追加で物品をつける」ものとされています。要は特典品、おまけです。
よく通販番組で「今こちらの商品をご購入いただいた方限定で、〇〇もお付けしてお届けします!」と特典品紹介をしていますが、この〇〇がプレミアムグッズにあたります。購入した人だけがもらえるおまけです。
ビックリマンチョコのビックリマンシールなど、駄菓子についているカードやシールもプレミアムグッズです。

プレミアムグッズはターゲットがすでに「対象商品の購入者」だと決まっているのに対し、ノベルティグッズは配布するターゲットが決まっていません。
自社でターゲットを決めてからの製作となります。
これが販促するうえで大きな違いになります。

それでは、ノベルティグッズとプレミアムグッズ、それぞれの販促を成功させるポイントを事例を踏まえて紹介します。

キャラクターが人気!話題性を高めるノベルティグッズ

西武鉄道×LAIMO ラッピング電車
西武鉄道×LAIMO ラッピング電車 ©Cherng,Licensed by HIM Music
https://www.laimo-jp.com/

無料で配布するノベルティグッズは新規顧客獲得に効果的ですが、うっかりターゲットを間違えると単なるバラ撒きになってしまい、コストの無駄になります。配るべきターゲットにしっかり届け、さらに今後の利益につながる導線として機能させるのがポイントです。

ノベルティグッズはインバウンドマーケティングでも大きな功績を残しています。秩父と川越にアクセスできる西武鉄道は、アジア圏を中心に訪日外国人旅行者数が増えています。
ほかの観光地と比べて知名度が低くマイナーな印象があるにもかかわらず、どうやって客数を増やしたのかというと、秀逸な販促施策によるもの。
ノベルティグッズも活用し、訪日外国人旅行者の興味関心を惹きつけました。

西部鉄道は、旅客誘致を狙ってさまざまな販促施策を展開してきました。そのなかでも反響を呼び、多くの新規旅客獲得につなげられた施策が、台湾で人気のキャラクター「LAIMO(ライモ)」とコラボレーションしたSEIBU×LAIMOのキャンペーンです。
LAIMOはマレーバクのキャラクターで、生みの親は台湾出身のイラストレーターCherng(チェン)氏。Facebookのフォロワーがなんと約100万人と、大人気のイラストレーターです。

キャンペーンの開催期間に川越に行くと、SEIBU×LAIMOの限定ノベルティグッズがもらえるとあって、外国人向けの乗車券「西武レールパス」の月あたりの売り上げは従来の3倍になりました。
Cherng氏のFacebookでも告知し、LAIMOのラッピング電車を走らせるなどファンが喜ぶ仕掛けをたくさん用意し、その効果がじゅうぶんに出たのです。

ただ、キャラクターとコラボすれば必ず人気が出てノベルティグッズの効果が発揮できるとは限りません。
西武鉄道も事前にLAIMOの人気をグループ会社がリサーチするなど、入念に準備してから実施しました。そもそも安定的に集客できている訪日外国人旅行者をターゲットにしたから、台湾で人気のLAIMOが刺さったのです。

西武鉄道×LAIMO オリジナルタグ(イメージ)
西武鉄道×LAIMO オリジナルタグ(イメージ)

鉄道絡みの販促では、そのほかスタンプラリーでノベルティグッズをつける施策が多く見られます。
スタンプラリーは労力がかかりますが、お出かけを楽しみながら体験できるのが人気です。
時間をかけただけ愛着がわきやすく、ファンを創出しやすい点がメリットだと言えるでしょう。

コラボしていないノベルティグッズの成功事例をみると、約1万5000人が参加した「ドラゴンクエストⅪ カウントダウンカーニバル」で実施した、スタンプラリーをするともらえるノベルティグッズが人気を集めました。

ほかにも、ソフトバンクがショップの来店者に配布した「お父さん」グッズのノベルティグッズも人気があります。
こうした事例をみると、比較的ノベルティグッズはキャラクターものが話題になることが多く、集客につなげやすい傾向があるようです。

ただ、キャラクターのノベルティグッズではなくとも、顧客のニーズに沿ったノベルティグッズであればじゅうぶんに喜ばれます。
顧客が商品の購入を検討している際にどんなことを求めているか、潜在的ニーズを分析してノベルティグッズを考案するといいでしょう。

思わず欲しくなる。商品力を高めるプレミアムグッズ

プレミアムグッズは、商品に特典としてついてくるもの。
理想的なプレミアムグッズは、商品が抱えている課題を解決したり、足りない要素を補うものです。
それによって商品力を高めることができ、より販促力が増します。
たまたまついていたおまけではなく、プレミアムグッズ目当てで買いたくなるような魅力があると購入につながるのです。

Eye coffretとPAUL & JOE BEAUTEコラボコスメポーチ
Eye coffretとPAUL & JOE BEAUTEコラボコスメポーチ ©SEED Co.,Ltd
https://www.seed.co.jp/sp/eyecoffret/special/2015cp/summer/

サークルコンタクトレンズ「シード Eye coffet 1day UV」は、化粧品ブランド「PAUL&JOE BEAUTE」とコラボしたオリジナルポーチをプレミアムグッズとして制作しました。
「コンタクトレンズ単体のプロモーションではおしゃれ感を作り出すのが難しい」といった課題を抱えており、PAUL&JOE BEAUTEとコラボすることでブランドイメージを守ったままおしゃれ感を演出したのです。

また、瞳を大きく見せるコンタクトレンズは「ギャルっぽい」といったイメージもあり、大人女性が抵抗を感じることも珍しくありません。
そこで、おしゃれな化粧品ブランドであるPAUL&JOE BEAUTEのポーチをつけることで、大人女性にも似合うという印象を与え、手に取りやすくさせる効果も狙いました。
結果的に、ポーチに対するイメージのアンケートを実施したところ、8割が「良い」「まあ良い」とおおむね好評。キャンペーン期間の売り上げは前年と比べて120%と成果を出しました。

新型電動式神泡サーバー&手動式神泡サーバー プレミアムモルツ
新型電動式神泡サーバー&手動式神泡サーバー プレミアムモルツ © SUNTORY HOLDINGS LIMITED.
https://www.suntory.co.jp/beer/premium/2019_kamiawakit/

プレミアムグッズにより、商品やサービスの魅力を最大化させることもできます。その例がサントリービールの「ザ・プレミアム・モルツ」がつけたノベルティグッズ「神泡体感キット」です。
同商品の魅力は、非常になめらかでクリーミーな「神泡」。
その神泡を家でもしっかり味わえるように、缶に直接つけるタイプの「神泡サーバー」と泡持ち1.2倍になるというグラスのセットをノベルティグッズにしました。

サーバーは「手動SS式神泡サーバー」と「電動超音波式神泡サーバー」の2種類があり、缶につけて注ぐだけでお店で出されたような濃密な泡ができます。
高価格帯のザ・プレミアム・モルツならではの高級感を強調でき、店頭では実演販売も実施。全国で約250万個が投入され、開始からわずか2週間で前年比173%と約2倍にも売り上げを伸ばしました。

ノベルティやプレミアムの制作を進めるときのポイント

ノベルティやプレミアムの制作を進めるときのポイントは、業種、目的、ターゲットにより異なりますが、基本的な共通する考えるポイントをお伝えします。

1:目的を明確化する

企業のPR(広報)、ブランディング、新商品のPR(広報)、来店促進、リピート購入の促進、購入率の向上など、目的を明確にしないと、ボヤけた企画になってしまいます。

2:ターゲットを明確にする

誰に対して提供するものかも、十分に検討する必要があります。社内向けか、取引先向けか、バイヤー向けか、エンドユーザー向けか。
さらには、社内向けであれば、全員か、男女別かなども検討できますし、取引先向けであれば、新規か既存かなども検討できます。
バイヤー向けの施策やエンドユーザー向けの施策も、もちろん同様です。

3:喜ばれるものか

上記のようにターゲットを細かく分類したら、世の中のトレンドやインパクト、使い捨てか残るものか、なども検討しなくてはなりません。
誰に対して、どう喜んでもらい、それが自社のメリットにどう繋がるかを設計する必要があります。

上記の1~3は基本的なポイントになりますが、さらには予算、納期など現実的な部分も考慮する必要が出てきます。

消費税が10%に上がった今、消費者の財布の紐は固くなるばかり。
商品を手に取ってもらうには、背中を一押しする力が求められます。
消費者がパッと見たときに思わず「欲しい!」と思えるようなノベルティグッズやプレミアムグッズを企画しましょう。
きちんと戦略を立てて実践すれば、グンと訴求力が上がるはずです。

ノベルティ企画・制作会社をご紹介します
企画・編集:
NOVEZO編集部 ライティング:秋カヲリ(公開時)+NOVEZO編集部(リライト)
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