ノベルティ・オブ・ザ・イヤー2020が決定!
その年最も優れたノベルティを決定する、それが「ノベルティ・オブ・ザ・イヤー」!
プレミさん、さっそく第1回の選考会を始めるぞう。
今年はたくさんの候補から厳選して4つがノミネートされました!
まずはそれぞれのノベルティについてご紹介しましょう。
江崎グリコ株式会社「カプドローン」
パッケージにあたりシールが入っていたらもらえる、「ジャイアントカプリコ」をモチーフにしたドローン。
リモコンなしで飛ばすことができ、手をかざせば上下左右に動いたり、光ったりするという性能の高さに注目。
(記事 カプリコのキャンペーン景品「カプドローン」!| NOVEZO(ノベゾー))
株式会社メルカリ・株式会社ローソン「読むレジ袋」
伊坂幸太郎、吉本ばなな、筒井康隆といった豪華作家陣の小説が印字されたレジ袋。
7月からのレジ袋有料化を前に3日間限定で無料配布され、モノの価値を再確認させる社会性の高いキャンペーンとなった。
(記事 「読むレジ袋」をナチュラルローソン138店舗で配布、人気作家3人の小説を印字| NOVEZO(ノベゾー))
サントリー食品インターナショナル株式会社「ザツダンマシーン」
「新しいビジネスの面白いアイデアは、ふとした雑談から生まれる」をテーマに、雑談を生み出し会議の風通しを良くしてくれるマシーン。
「子どもの頃の夢は?」「今日の夕飯、何にする?」などのお題に沿って雑談すれば、仕事相手との距離がぐっと縮まりそう。
(記事 クラフトボスが「ザツダンマシーン」開発| NOVEZO(ノベゾー))
日清食品株式会社「鬼滅の刃 “フタどめ” フィギュア」
大人気マンガ「鬼滅の刃 」と「チキンラーメン」をはじめとした同社のカップ麺のコラボキャンペーン。
フィギュアはキャラクターのかっこよさを強調したポーズではなく、あえて脱力系のユニークな仕上がりに。
多数の鬼滅コラボの中に埋没しない結果となった。
(記事 鬼滅の刃“フタどめ”フィギュアプレゼントキャンペーン| NOVEZO(ノベゾー))
各社、商品ブランドの魅力はもちろん「読むレジ袋」はレジ袋有料化、「 “フタどめ” フィギュア」は人気マンガ「鬼滅の刃」とのコラボなど、今年のトレンドもうまく反映していますね。
「ザツダンマシーン」も、コロナ禍でリモート会議が増加する中、減ってしまいがちな雑談を楽しんでほしいという今年ならではの理由から生まれたそうです。
「カプドローン」はYouTubeに関連動画が上がっていたり、「 “フタどめ” フィギュア」は見応えのあるキャンペーンサイトだったりと、ノベルティが当たらなくても楽しめるようになっているぞう。
「ザツダンマシーン」は、TwitterのGIFバージョンなら誰でも活用することができるみたいです。
当選する一部の人以外も楽しめる工夫も大切ですよね。
う〜ん。
どれもアイデアと工夫が詰まったノベルティばかりで迷いますね…。
ノベルティならではのワクワク感という意味では「カプドローン」に一番惹かれたぞう!
お菓子を買ってドローンが当たるなんて!
(実際に欲しくてカプリコ買ってたし…)
たしかに、商品の豪華さは断トツですね!
ノベルティとは思えないクオリティの高さに販促担当者の熱意を感じます。
キャンペーンのインパクトやサプライズ感もばっちり!
(そう言えばセンパイ、やたらカプリコ買ってたな…。)
そうだね!
それでは、記念すべき第一回ノベルティ・オブ・ザ・イヤー2020のグランプリは江崎グリコ株式会社の「カプドローン」に決定!!
パチパチパチパチ!(拍手)
ではさっそく、江崎グリコさんにグランプリ受賞を知らせに行くぞう!
2秒で「ほしい!」と思ってもらえるノベルティを目指した
「ジャイアントカプリコ(以下カプリコ)」の販促を担当している﨑本さんの元を訪ねました!
ノベルティ制作の秘訣をたっぷりとお聞きしちゃいましょう。
﨑本さん、この度はノベルティ・オブ・ザ・イヤー2020グランプリ受賞、おめでとうございます!
ありがとうございます!
まずはご感想を教えてほしいぞう。
ノミネートしていただいたことだけでも喜んでいたんですが、まさかグランプリを獲れるとは思っていなかったので、チーム一同喜んでいます!
実は今回の「カプドローン」完成までには苦労も多かったので、個人的にも感激しています。
ノベルティ制作の苦労話……!
販促担当者なら誰もが気になるぞう。
まずは「カプドローン」がどんなノベルティなのか教えてもらいましょう。
「カプドローン」はその名の通り、カプリコの形をしたドローンです。
4つの羽がついた形状、リモコンを使わず手で動かせる操作性、男の子にも女の子にも好まれるカラーリングなど、細部までこだわりを詰め込みました!
制作の際、どんなところに苦労されたんですか?
ドローンという形に決まるまでかなり時間がかかりました。
前年までは「カプリコロボ」というロボットを3年にわたって作っていたんですが、好評をいただいていたものの反響が横ばいになってきたこともあって、新しいノベルティを生み出したいと考えていました。
最初から決まっていたのは、これまで作ったロボットのように子ども心をくすぐるハイテク系のおもちゃにするということ。
そこで僕は最初、カプリコのキャラクター「カプすけ」がしゃべるTシャツを提案したんですが、残念ながら不評で……(笑)。
カプすけがしゃべるTシャツ…。
それはそれで気になる…。
アイデア会議を何十回と重ねたものの、締め切りが迫ってもなかなか「これだ!」というアイデアが出ず、焦りましたね。
アイデアが出なくて焦る!
ものすごく、気持ちが分かるぞう。
センパイは毎回ですけどね…。
そこで、一度目線を変えてみてチームのみんなで和気あいあいと食事をしながら会議をすることに。
リラックスした雰囲気の中、ふと出てきたのがドローンだったんです。
僕はまだ入社2年目なんですが、先輩にはいつも「販促は2秒で伝えなければならない」と言われています。
商品も、キャンペーンやノベルティも、ひと目見ただけで誰でも魅力がわかるのが理想です。
ドローンならCMや店頭でキャンペーンを見た時のインパクトが大きいし「遊んでみたい!」という気持ちが湧き上がるはず。
おお!
確かにドローンなら、2秒ひと目で欲しい!と思う!
「カプドローン」を作ろうとやっと方向性が見えた時は、思わず会議を飛び出して、外食している上司のもとへ駆けつけてしまったほど嬉しかったですね。
おお!大胆!
キャンペーンの反響を教えてほしいぞう。
苦労した甲斐あって、商品の購入数は昨年比110%まで伸びました。
また、SNSに親子でカプドローンで遊ぶ様子がアップされたりと、うれしい反響も多数いただきました。
キャンペーン期間は毎年3月末〜6月末のため今回のコロナ禍を想定して作ったわけではなかったんですが、自宅で、家族みんなで楽しんでくださった当選者が多かったようです。
遊び心あふれる「カプリコ」ブランドの世界観を表現したい
﨑本さんのお話から、ノベルティ作りへの熱い思いが伝わってきたぞう。
「カプドローン」のような話題性の高いノベルティを生み出す秘訣を教えてください!
もともと甘いもの好き、子ども好きということもあり、普段から「どうすれば“いつものお菓子”がもっと楽しくなるだろう?」と意識しています。
スーパーの売り場で子どもたちがどんな風にお菓子を選んでいるのかリサーチしたり、TikTokをはじめとした若年層向けのSNSをチェックしたり……。
子どもの目線に立ってアンテナを張っている中で販促のヒントを得ています。
﨑本さんが、スーパーで子どもたちを嬉しそうに見てるのが目に浮かぶぞう。
また、カプリコは実は今年で発売50年を迎えるロングセラー商品。
子どもはもちろん、昔からずっと買い続けてくださっている大人のファンも少なくありません。
そして子どもが自分で購入するより、親御さんが購入してお子さんに与える機会の方が多いお菓子でもあることから、販促では常に大人の目も意識しています。
なるほど。
購入するのは、昔からのファンである親御さん。
そこもしっかり意識してるんですね。
たとえば、先ほどお話した「カプリコロボ」は動いたり、しゃべったり、カプリコを持ち上げたりと、大人も楽しめる高性能に仕上がっています。
今回の「カプドローン」も、あえて簡単なリモコン操作ではなく、慣れるまで少しコツが必要な手を使った操作方法にすることで親子で遊べるものになったと自負しています。
子どもたちが安心して遊べる安全性と子供だましではないクオリティのバランスが大事なんです。
「カプドローン」制作中、「自分はおもちゃメーカーに就職したんだろうか?」と思うほど全力を注ぎ切りました(笑)
カプリコの新たな魅力をノベルティで伝えていきたい
こだわりと楽しさが詰まったカプリコのノベルティ、これからも目が離せないぞう。
今後の販促について展望を聞かせてください。
確かに、独り占めして食べたくなるお菓子だぞう。
今後はその個性を生かし、日常のささやかなごほうびにぴったりというイメージを定着させていきたいと考えています。
「テストで良い点を取ったらカプリコを買ってもらうぞ」など、子どもたちのちょっとしたハレの日を彩ることができたらうれしいです。
販促も同様、これまでのワクワクする楽しいノベルティから一歩進み、カプリコの新しい魅力を伝えられる企画を練っていきたいと思っています。
また現在、カプリコは「こどもカプ式会社tv.」と言う名前でYouTubeチャンネルを開設しており、様々な動画をアップロードしています。
動画でキャンペーンを告知したり、ノベルティに関する企画を実施したりと、効果的に活用していきたいですね。
これからのカプリコブランドの販促がますます楽しみですね!
うんうん。
最後に、販促担当者へのメッセージをお願いしたいぞう。
ノベルティは商品を知ってもらい、購入してもらうきっかけを担う存在ですよね。
僕は今回「カプドローン」の企画を通して、ひと目で魅力が伝わることが大きな成果や反響に繋がると実感しました。
カプリコもまた来年、ノベルティ・オブ・ザ・イヤーを受賞できるよう精進してまいりますので、ぜひ“ひと目で魅力が伝わる”ノベルティ作りを目指していきましょう!
﨑本さん、今日はお忙しい中、ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
﨑本さんのお話、とっても情熱的でノベルティ愛が伝わってきましたね!
お話を聞いてたら何だかカプリコが食べたくなってきたぞう。
プレミさん、今から買いに行こう!
おごってくださいね、センパイ!
ノベルティ、プレミアムグッズについて相談をしたい方は、お気軽にNOVEZOにお問い合わせください。
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取材先:江崎グリコ 﨑本 龍さん
江崎グリコ株式会社 マーケティング本部チョコレートマーケティング部
入社2年目の若手ながら「ジャイアントカプリコ」ブランドのキャンペーンや限定品の販促を担当。甘いもの好きで、お菓子の中ではもちろんカプリコが一番好き。
- 江崎グリコ(Glico) :https://www.glico.com/jp/
- 企画・編集・撮影:
- NOVEZO編集部
- ライティング:
- 山森佳奈子
- 協力:
- 江崎グリコ株式会社