NOVEZOでこれまで何度も取り上げてきたSDGsキャンペーン。SDGsに対応するノベルティグッズがたくさん生まれています。
また、販促だけでなく企業活動においても今やSDGへの対応は必須となっていますね。
でもなんでこんなにSDGsという言葉がよく使われるようになったのだろう?そしてなぜ、企業もSDGsに取り組まなければならないのだろう?
今日は企業がSDGsに取り組む目的を考察していきましょう!
NOVEZO読者に参考にしてもらいたいキャンペーン事例もまとめていきます。
会社からSDGsキャンペーンを企画するようにと言われている人も多いのでは?
アイデアを探している人にぜひ読んでみてほしいぞう。
なぜ企業はSDGsに取り組む?
社会的信用
環境問題や貧困の問題、人種や性別による差別の問題や世界平和など、世界が直面する様々な問題の解決を目指すSDGs。
社会問題への取り組みは当然企業にも求められていますね。
企業が自分たちの利益を追い求めるだけの時代はもう終わり!
社会に貢献する姿勢を見せることで社会的信用の獲得にもつながります。信用と共感を勝ち得ることがこれからの企業にとってはとても大切なことなのです。
企業イメージの向上
人々のSDGsへの関心は年々高まっていますね。
それにともなって企業やブランドの社会課題に対する取り組みを、商品選択の際の一つの基準とする人も増えています。
事業にSDGsを取り入れることがイメージアップにつながるということですね。
「世界の問題にどう貢献しているか?」「環境に悪影響を与えていないか?」を重要視する消費者は今後どんどん増えていくと考えられるので、早急に対応していきたいですね!
リクルート
SDGsに注力する企業は、企業イメージや労働環境の点で高く評価されてるため、就職・転職先として優秀な人材が集まりやすいという傾向があります。
SDGsの17の目標のうち、5番や8番は労働にも関係するものです。
SDGsに取り組むことで労働環境を改善することにもつながり、従業員にとっては働きやすさや働きがいの面で企業の魅力が増していきますね!
また、若い世代ほどSDGsへの関心が高い傾向もあります。
企業のSDGsに対する意識の有無が、企業選びの基準ともなりうることを意識しておきたいですね!
差別化
これまでの説明でもわかるようにSDGsへの取り組みが企業評価の基準ともなりうる現状。
競合企業との差別化を図る上でもSDGsの取り組みは必須となっています。
企業のSDGsへの参加は世界的にもスタンダードとなっています。
競争力を高め生き残っていくための戦略としても、今後重要度が増していきそうです。
キャンペーンとしてのSDGsの役割
CSRとSDGsの違いは?
「企業の社会的責任」と定義されるCSR。
利益には直結しない社会貢献活動ということで、慈善活動に費用をかける余裕のある企業だけができるものと捉えられてきました。
一方でSDGsは、ビジネスの延長線上で社会問題にアプローチしていくという位置づけなので両立が可能です。
ビジネスを行いながら社会問題の解決に貢献できるという点で、中小企業にも挑戦しやすい取り組みであると言えます。
CSRではビジネスとは別の次元で慈善活動を行っていく必要があった一方で、SDGsではビジネスの枠組みの中で社会貢献ができます。
大小関わらず、すべての企業で取り組むことができる活動です!
SDGsはブランディング
これからSDGsの取り組みを始める人に伝えたいのは、SDGsは直接売り上げに直結する活動ではないということ。
直近の売り上げのための施策として取り組もうとしているなら注意が必要ですよ!
直接売り上げにつながる活動ではありませんが、企業のブランディングには大きく貢献します。
社会に貢献する企業としてイメージが向上し、社会の支持を得られることになりまわりまわって売り上げをあげてくれると言えそうですね!
ブランディングとして、SDGsに関するキャンペーンは近年活発に行われていますね。
ここからはSDGsキャンペーンの事例を紹介していきます!
SDGsキャンペーン事例7選
キョロちゃんと一緒に!目指せSDGsマスターキャンペーン!
森永製菓
森永製菓のチョコボールでおなじみのキョロちゃんと一緒にSDGsへの理解を深める「目指せSDGsマスターキャンペーン」。
大人にも子供にも人気のキャラクターを活用し、SDGsへの理解を呼び掛けます。
クイズページのデザインやノベルティのぬいぐるみによって、SDGsの難しくてとっつきにくいという印象が取り払われ、子供や家族で楽しみながら学べるキャンペーンとなっています!
■CP種類 :オープン
■目 的 :ブランディング
■プレゼント賞品:10cmキョロちゃんのぬいぐるみ 3種セット
■当選者数 :30名(参加数によって当選者は最大100名様まで増える)
■応募方法 :①「SDGsクイズ」へアクセスし、島や海にかくれている17の
キョロちゃんを見つけてクリック!
:②出題される『SDGsクイズ』17問に回答し、結果画面の画像
を投稿して応募
JR東日本がグループ会社直営店でスノーピーク製エコバッグ配布
JR東日本×スノーピーク×日本環境設計
2020年7月1日のプラスチックレジ袋有料化に合わせて実施されたキャンペーン。
エコバッグはJR東日本、スノーピーク、日本環境設計の3社が協業して、ペットボトルから再生した生地を使って作られました。
レジ袋の有料化で人々のエコ意識が高まる時期に行われました。スノーピークや日本環境設計の取り組みを広めるきっかけとしても効果的なキャンペーンです。
■CP種類 :クローズド
■目 的 :ブランディング
■プレゼント賞品:ペットボトルから再生した生地を使った、
スノーピーク監修エコバッグ
■当選者数 :先着50万個
■応募方法 :「NewDays」などJR東日本のグループ直営店にて
500円(税込)以上の購入で配布
養命酒エコバッグが当たるTwitterキャンペーン
養命酒
こちらもレジ袋有料化のタイミングで開催された、養命酒のビンくんをモチーフにした小さく折りたためるエコバッグが当たるキャンペーン。
ユニークなデザインで、これまでエコバッグを持ち歩くことが少なかった学生や男性にも使ってみよういう意識が生まれたのでは?
また、インパクト抜群のビジュアルでTwitterではトレンド1位となり新たな客層にアプローチするきっかけとなりました。
■CP種類 :オープン
■目 的 :ブランディング
■プレゼント賞品:養命酒エコバッグ
■当選者数 :100名
■応募方法 :養命酒ビンくんの公式Twitterアカウントをフォローし、
対象ツイートをリツイートして応募
ハローキティコラボ。みんなでSDGsを学ぼう!キャンペーン
イトーヨーカドー
毎月第一日曜日のハッピーサンデーに6か月連続で開催された「みんなでSDGsを学ぼう!キャンペーン」。
専門店でハローキティーグッズがもらえる他、景品についた応募シール2枚でSDGsをイメージした17色のハローキティぬいぐるみが当たります。また、毎週日曜日に先着で「ハローキティとおウチでSDGsを学ぼう!!カード」もプレゼント。
SDGsの17目標をイメージした17色を使って作られたグッズは、どれも普段から重宝するものばかり。日常生活でSDGsを意識する機会を増やすことにつながります。
■CP種類 :クローズド
■目 的 :ブランディング
■プレゼント賞品:エコバッグ、メモ、ぬいぐるみ、SDGsを学ぼうカードなど
■当選者数 :ー
■応募方法 :1,000円(税込)以上の購入で景品プレゼント
景品についている応募シール2枚でぬいぐるみに応募可能
あなたのRTで海を守ろうキャンペーン
株式会社シード
株式会社シードが行う、コンタクトレンズの空ケースを回収し物流の現場で使われるプラスチックパレットに生まれ変わらせる「BLUE SEED PROJECT」。
プロジェクトに合わせて、エコバッグが当たるTwitterキャンペーンを開催しました。
日頃行っているプロジェクトを広く認知させる手段としてもノベルティキャンペーンは非常に効果的。
1RTにつき10円が海の保全団体に寄付されるという、人々の共感を呼ぶ仕組みもポイントです。
■CP種類 :オープン
■目 的 :ブランディング
■プレゼント賞品:エコバッグ
■当選者数 :10名
■応募方法 :株式会社シードのTwitterアカウントをフォローし、
対象ツイートのリツイートで応募
フードロス問題について考えるきっかけに。食材使い切り投稿コンテスト!
クックパッド
クックパッドが、フードロス問題に関心のある中高生を中心に結成した実行委員会と共に実施する「クリエイティブ・クッキング・バトル・オンライン 2021」。
楽しいアイデアで世界を変えるという、楽しみながらフードロスの問題に向き合おうという姿勢が共感を呼びます。
日本におけるフードロスは深刻な問題となっています。日本最大級のレシピサイトが主催する、私たちの意識を変える素晴らしいプロジェクトです!
■CP種類 :クローズド
■目 的 :ブランディング
■プレゼント賞品:Amazonギフト券
■当選者数 :ー
■応募方法 :保存食、地元食材を使った料理の動画を文章と合わせて
アップロードして応募
南三陸の間伐材を使用した、オリジナルデザインのうちわ
三井不動産株式会社
入場者プレゼントなどで定番のうちわも間伐材を使用することでSDGsに対応することが可能です。
三井不動産株式会社がビルのエントランスで配ったこちらのうちわは南三陸の間伐材を使って作られ、袋詰めまで南三陸で行われているとのこと。
木目や木の香りはもちろん、国産の間伐材を活用しているというストーリー性にも温かさが感じられますね。
■CP種類 :オープン
■目 的 :ブランディング
■プレゼント賞品:間伐材を使ったうちわ
■当選者数 :ー
■応募方法 :三井不動産株式会社が管理するビルのエントランスで配布
まとめ
今回は、企業がSDGsの取り組みを行う理由やSDGsキャンペーンを行うメリットについて説明してきました。
事例もいくつか取り上げましたが、ブランディングや企業が行うSDGsの取り組みを広める手段としてSDGs対応グッズのノベルティキャンペーンは非常に有効だとわかりましたね!
また、今行っているキャンペーンも打ち出し方や見せ方によってSDGs色の強いキャンペーンにできそうですね!
企業のSDGsへの取り組みが消費者に厳しくチェックされる時代がやってくるかもしれません。
時代に乗り遅れないように、準備を進めていきましょう!
SDGsキャンペーンが得意な制作会社、ご紹介します!ご相談はお気軽に。
↓
お問い合わせはこちら
- 企画・ライティング・編集:
- NOVEZO編集部