センパイ!今日はこのウェビナーを一緒に受講してみませんか?
「ほしい!」を生み出す新しいものづくりセミナー?おもしろそうな題材だぞう!
「ほしい!」と思われるノベルティグッズを作ろうと日々奮闘している僕たちにピッタリのセミナーだね。
ものづくりに関わるお仕事をしている人はもちろん、販促担当、マーケティング担当の方々にもぜひ参加してもらいたいです。
なんてったって、あの元ネスレ日本の高岡浩三さんが登壇されるんですから!
高岡さんって、あの高岡さん?!
キットカットによる受験生応援キャンペーンや「ネスカフェアンバサダー」など、様々なヒット商品、そして全く新しいビジネスモデルを生み出した日本屈指のマーケターだよね。
今日は高岡さんと、猫みたいなクッション「MeowEver」のクラファンで話題となっている、アイデア投稿サイト「アイデアステーション」の代表・大澤孝さん、そして「∞プチプチ」など笑いをテーマにした数々のアイデア商品を手がけている、株式会社ウサギ代表でおもちゃクリエイターの高橋晋平さんという豪華なお三方のセミナーですよ。
どんなお話が聞けるか楽しみだぞう!
今日は参加できなかった皆さんのために、NOVEZO的に大切だと思ったポイントをまとめてみます。
みなさんの参考になれば嬉しいです!
「マーケティングとは?」説明できる日本人は意外と少ない!
「マーケティング」とは何か。「アイデア」とは何か。「イノベーション」とは何か。
日々使っているキーワードでありながら、意外と簡潔にわかりやすく説明することができない、という人が多いのでは?そんな状況下では新しいアイデアやイノベーションは生まれにくい、とセミナーの冒頭で高岡さんは指摘しました。
では、高岡さんが定義する「マーケティング」とは?
どんな職業、どんな部署の人にも顧客がいます。
顧客が抱える問題を発見し、その問題を解決するソリューションを考え、商品やサービスという付加価値を作るプロセスや行動を「マーケティング」と言うのが一番わかりやすいと僕は思っています。
マーケティングについては、色々な学者によって定義がされていますが、定義を丸覚えしても根本を理解できていないと意味がありません。
誰が聞いてもわかる「マーケティング」の説明として、これがベストなのではないか、ということでした。
確かに、入社2年目の私にとってもすごくわかりやすい説明でした!
僕たちにとっての顧客は商品を買ってくれる消費者の方々になるから、まずはそんな皆さんの抱える問題は何か、その問題をどうしたら解決できるかを考える。そこで考え出した解決策を商品やノベルティグッズ、キャンペーンの内容に落とし込んでいこうとする過程がマーケティングということだね!
「どんなものが欲しいか」の前に「どんなことで困っているか」に目を向けていかなければならないな、と感じました!
解決する問題が大きければ大きいほど、商品は売れる。
では、アイデアとは何なのか。
私は、マーケティングを行う中でたどり着いた問題のソリューション(解決策)を頭で考えている段階、まだ形になっていない段階のものを「アイデア」と呼んでいます。
今回のセミナーでは、一般の人々からアイデアを募集しクリエイターや他企業、そしてユーザーとの「共創」によって商品を生み出す「アイデアステーション」のサービスについて、代表の大澤さんから説明がありました。
自分の問題を解決するアイデアを考え、そんな商品が欲しいと願う人々。
自分自身が作り出したものを商品にしたいと考えているクリエイター。
商品を生み出すためのアイデアが欲しいメーカー。
高岡さんは、この3つの立場のそれぞれの課題を解決するモデルがこのアイデアステーションなのではないかと言います。
ただ、大事なのはそのアイデアが問題解決のために生まれたものでなくてはならないということです。
おもしろいアイデアというのはこれまでもたくさんあったと思います。でも商品にしたら全然うまくいかなかった、ということもよくあったと思います。
ここで大切なのは「目利き」。そのアイデアが解決する問題が大きければ、商品は必ず売れるんです。それを見極める目利きがすごく大事なんです。
解決しにくい問題、解決できるはずがないと思われている問題を解決したものだけが「イノベーション」なんだと思います。
多くの人が困っている問題を解決する商品こそが、多くの人が待ち望んでいた商品である。そんな商品なら必ず売れる、ということでした。
多くの人の問題を解決した商品として、ソニーのウォークマンが例に挙げられていました。
飛行機のフライト中に映画などの娯楽が無かった時代、飛行機の中で音楽を聴けるようになれば、という当時の社長の想いで生まれたのがウォークマンだったそう。
一人の問題解決が、他の多くの人の問題解決でもあったことで世界的な大ヒットにつながったんですね!
ヒット商品の背景には、その商品が解決した問題や課題があるんだね!
世の中のトレンドや流行に目を向けるだけでなく、なぜ人々に受け入れられたのか、人々のどんなニーズに応えたのかという視点を持つことが大切ですね。
猫みたいなクッション「MeowEver」は、アレルギーの問題や住宅の問題、年齢を理由に猫を飼いたくても飼えない人たちの問題を解決するアイテムとして登場しました。
人々の「こんなものがあったら」という想いに応えたことで、多くの人の支持を集めています。
また、高橋晋平さんが生み出した「∞プチプチ」は子供のころずっと何かを触っていないと不安だったという自身の経験から生まれたそう。
自分自身の問題が多くの人に共感されたことで大ヒットにつながった、代表的な例だと考えられます。
アイデア出しが苦手な人は、まずは自分や自分の周りの人々の抱える問題に目を向けてみるといいかもしれません。
身近な問題を解決するアイデアを考えることから訓練していきましょう!
アイデアに行き詰った時こそ、新しい現実を見るべき!
アイデアに行き詰ったときには、新しい現実を見るしかないと思っています。
新しい現実が生まれると、そこから副作用的に新しい問題が出てくる。それこそがイノベーションの種なんです。
僕は常に新しい現実を見てどんな問題が生まれているかを考えているので、アイデアに行き詰まることはありません。皆さんにもぜひ意識してみてほしいです。
近年私たちが直面した新しい現実として「高齢化社会」の問題があります。
そんな新しい現実から生まれたサービスの例としてネスカフェの「バリスタi」が挙げられました。
親子それぞれの家にあるバリスタをスマートフォンに連携し、一方がコーヒーを飲むともう一方に通知がいくなどバリスタを通してコミュニケーションをとったり、安否確認をできるというもの。
2台購入が促進できたことで、大きな売上につながったそうです。
常に新しい現実から生まれた新たな問題に目を向けることで、新しいアイデアを生み出し続けることができるということです。
車の所有率が上がったことによる交通事故の問題、インターネットが普及したことによるセキュリティの問題など、時代の変化と共に常に新しい問題が生まれています。
アイデアに行き詰りそうになった時には、そういった新たな問題に目を向けることを忘れないでほしいぞう!
世の中の流れに敏感になることがどれだけ大切か…!
日常生活の中にたくさんのヒントが転がっている、ということですね。
最近のGoodアイデアは、月間1300万人が使うあのサービス
新しい時代に応じたアイデア、新しい問題に対応するアイデアを常に考えているという高岡さん。
最近生まれた商品やサービスで、「これは!」と感じたものはあるのでしょうか?
僕自身は使っていないものではありますが「メルカリ」はいいなと思います。娘はほとんどの服をメルカリで買っているみたいです。
婦人服には流行り廃りがあり、去年買った服が今年はもう着られないなんてこともよくあります。結局タンスに眠ってしまうんです。これってもったいないですよね?こんな問題を解決したのがメルカリです。
欲しいものがあってもメルカリでいいんじゃない?と。あるいは自分の着た服もまた他の人に売ったりして。
ヒットしているものには必ず合理的な理由があるということですね。
2013年にサービスがスタートしたメルカリ。
個人で出品する際の梱包や発送の煩わしさを軽減するサポート、古着など中古品の購入に抵抗が無くなってきた人々の意識の変化など、様々な問題や新たな時代の流れに対応したことで、着実に利用者を伸ばしてきたと考えられます。
コロナ禍で自宅を片付ける人が多く、不要なものを出品する人が増えたこともメルカリの急成長の大きな理由になったようです。
変化で生まれた新たなニーズの受け皿にもなっていたということですね。
高岡さんは「僕が良いと思ったものは大体ヒットします!」と仰っていました。僕も高岡さんに「お!」と思っていただけるようなアイデアを生み出したいぞう!
まずは多くの人が抱える問題を解決するアイデアを考えていきましょう!
ノベルティキャンペーンであれば、ターゲットとする人々の問題を解決するノベルティを用意することで「ほしい!」「応募したい!」と思ってもらえます。
今日は「アイデア」をキーワードに、たくさんの為になるお話を聞くことができましたね。
最後に高橋晋平さんから、もしアイデアが浮かんでいるのにどう形にしたらいいかわからない、どうしても一歩踏み出せないという時にはぜひ僕たちを頼ってほしいという言葉がありました。
ぜひ悩んだ時にはアイデアステーションを通して、ものづくりを得意とする皆さんに相談してみてほしいです!
僕もアイデアが浮かんだらまずはアイデアステーションに投稿して、みんなの反応を見てみようーっと!
今日はセミナーに誘ってくれてありがとう。なんだか僕、とても素敵なノベルティを作り出せそうな気がするよ!!
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- NOVEZO編集部