「販促 EXPO」とは?
うわあ、すごい人波だぞう!
プレミさんはどこかな~。
センパ~イ!こっちこっち~!
あーいたいた。
迷いそうになったぞう。
会場は広いし、さまざまな出展があって盛況だねぇ。
そうですね。
販促 EXPOは名前の通り、販売促進に関する製品・サービスが一堂に出展する専門展。
内容もノベルティからPB・OEM制作、記念品・ギフト、印刷・DMサービス、パッケージまでと幅広いですよね。
1~2月開催の春展、6月開催の夏展、9月開催の関西展の年3回行われているんですよ。
一般の人は入れないみたいだけど、販促の担当者にはもってこいの展示会だぞう。
そうなんですよ!
見に来ているのはメーカーやサービス業、代理店などの販促やマーケティング、広告・宣伝、イベントや営業企画などの担当者がメインで、「おしゃれなノベルティが欲しい」「自社のオリジナルグッズを作りたい」「印象に残るパッケージを探したい」「DMの開封率を上げたい」といった課題を持って、みなさん来場しているようですよ。
ここに来れば、そういう課題の解決につながるんだね。
たくさんの新製品が集まっているからトレンドがつかめるし、やっぱり実物を見ながら比較・検討できるのは魅力ですよね。
気になる製品があったら、その場で見積もり相談もできるんですよ。
まずは足を運ぶだけでも収穫がありそうだぞう。
どんなノベルティが見つかるか、さっそく潜入してみよう!
会場で気になったノベルティをご紹介
今回の「第3回 販促 EXPO 春 」の出展社数は70以上。
2020年2月5日(水)〜7日(金)に幕張メッセで開催され、同じ会場で開催されている「第3回 Web 販促 EXPO 春」や「第3回 看板・ディスプレイ EXPO 春」など6展を合わせると、340社が出展し、さまざまなブースが立ち並んでいます。
その中からノベゾウ&プレミが注目したノベルティをピックアップしてご紹介しましょう。
縁起物として親しまれる「お米」でご挨拶
結い米/株式会社 宮崎アグリライス販売
宮崎県産のコシヒカリを、幅11.5×高さ22.5×厚さ約1cmのパッケージにした「結い米」。
50種類のテンプレートデザインのほか、オリジナルデザインで製作することもでき、企業の営業ツール、キャンペーンの粗品・プレゼント、ショップの新規オープンのご挨拶など、さまざまなビジネスシーンで活用できます。
もともとお米は縁起物でもあることから、結婚・出産・卒入学や、家の新築・引っ越しなどのお祝いごとにも使われているそう。
名刺代わりにお米!
誰がもらっても困らないノベルティですね。
印刷面が広いからビジュアルやメッセージを入れやすい。
広告効果も高そうだぞう。
すぐ書ける!なくさない!身につけるメモ
wemo/株式会社コスモテック
「wemo」は「ウェアラブルメモ」の略。
油性ボールペンで直接書くことができるシリコンバンドで、手首や腕に巻きつけたままメモとして使えます。
水で落ちることはなく、消しゴムやアルコールでこすれば消えるので、何度でも使用できます。
想定される活用シーンは、医療や救助・消防、製造・建築、農業、宅配など、メモを取るために手を離しにくい“現場”。
表面のカラーやデザインを変えたり、企業のロゴを入れたりとカスタマイズできます。
同じ素材のパッドタイプも。
裏面に特殊な粘着素材が使われており、貼る・はがすを繰り返せるため、ふせん代わりにデスク周りやスマホなどに貼って使えます。
書き心地が気持ちいい♪現場はもちろんだけど、オフィスでも活躍しそうだぞう。
「忘れないようにしなきゃ!」「あのメモどこ行った?」のストレスが減りますね。
再生可能な資源で印象に残るノベルティを
フロンティアジャパン株式会社
国産の杉やヒノキの間伐材を使い、自社工場でさまざまなオリジナル製品を生産するフロンティアジャパン。
森林保護や林業の活性化に貢献できる、サスティナブルなノベルティを提案しています。
東京のヒノキを使った「kotsubu」。
ヒノキならではのさわやかな香りが漂います。
観葉植物の土代わりとして、オイルを垂らしてディフューザーとしてなど、活用法はさまざま。
間伐材を表紙に使ったノートなど、デスク周りの実用グッズも人気のノベルティ。
あたたかみのあるデザインと意外な素材使いが、話題づくりにも役立ちます。
そばにあるだけでいい香り~❤これなら企業イメージも上がりますね。
環境意識の高い企業からのオーダーが多いというのも納得!
かわいくてエコな文具ノベルティ
オリジナル紙クリップ/株式会社アーリークロス
ふせんなど紙のノベルティをおもに手がけるアーリークロス。
今回出展していたのは、環境にやさしく強度にもすぐれたファイバー紙のクリップです。
レーザー加工なので型代が要らず、オリジナルデザインのノベルティを低価格で作れるのが魅力。
企業や店舗の販促品としてはもちろん、スポーツチームやアーティストのグッズ、学校・図書館・博物館・出版社などのプレゼントとしてのオーダー例も多いそう。
カラーやデザインの自由度が高い!
オリジナルのロゴやキャラクターをアピールするのにぴったりだぞう。
紙だから質感もやさしいですよね。
私なら、しおり代わりに手帳に使うかな。
女性の注目度UP!今までにない食品ノベルティ
STLYE STICK/インフォトランス株式会社
「STYLE STICK」はインフォトランスがオランダから直輸入している紅茶・コーヒー。
スティックごとカップのお湯にひたし、抽出できたらスティックをマドラー代わりに混ぜるだけで、1杯分の紅茶・コーヒーができあがります。
紅茶は6種類、コーヒー(フリーズドライ)は2種類を用意。
外装パッケージでさまざまなアピールができ、イベントでのばらまき、物販、プレゼント、営業ツールなどに活用できます。
スティックごと混ぜるという発想が新鮮!見た目もかわいいし、きっと女性受けしますよ。
営業先での話題づくりにも役立ちそうだね。
同時開催「スポーツビジネス産業展」にもこんなノベルティが
同期間の幕張メッセでは、「第7回ライブ・エンターテイメントEXPO」「第3回スポーツビジネス産業展」なども開催されていました。
こちらの会場でも多数のノベルティ出展が。
その中から2つの出展社をご紹介します。
ユニークなグッズでエンタメシーンを盛り上げる!
株式会社パートナーズ
ライブ鑑賞やスポーツ観戦をもっと楽しめるオリジナルグッズを、企画から請け負うパートナーズ。
企業キャンペーンなどのノベルティ製作の実績も多く、柔軟なアイディアを生かして幅広いニーズに応えています。
展示会では一般企業のほか、プロモーターやスポーツチーム、テーマパークなどの販促担当が数多く来場。
最近ではeスポーツ関連の相談も増えているとか。
クッションとバッグを一体化させた「スタジアムクッション・スタジアムトートバッグ」。
スポーツ観戦中の「荷物の置き場がない!」「床にこぼれた飲み物でバッグが汚れた!」などの不満を解消できる便利アイテムです。
スマホで作成した文字や画像を空中に表示できる「マジカルペンライト」。
表示する文字はユーザーが自由に設定できるほか、主催者がオリジナル画像を配布することもできます。
ライブでニーズの多いペンライトに新しい機能が加わり、会場の一体感もさらにアップ!
ゴミを入れると音が返ってくる「音出ストボックス」。
用途に合わせてオリジナルの効果音や声を出すことができます。
イベント会場などに設置すれば、”推しキャラ”に投票すると声が返ってくるといった演出も可能に。
ゴミ捨てまでエンタメに!
盛り上がれるのは会場内だけじゃないんですね。
スポーツ観戦につきもののストレスを解消できるのもいいね。
快適に過ごせれば応援にも集中できるはず。
ファンのハートをつかむオリジナルグッズを提案
株式会社トランス
トランスのクライアント数は約3000社。
製作グッズ数は年間2500万個という豊富な実績を誇ります。
支持されるポイントは、ファンの視点と企業の課題をともに満たす提案力。
今回も「刺さる!映える!萌える!」をキーワードに、質・量ともに充実したブースを出展していました。
扱うのはアパレルからポーチなどの小物、サーモボトルまで多彩。
今回は架空のアーティストを設定し、そのグッズ展開をブース全体でディスプレイしていました。人気のビッグシルエットやカラートレンドを反映させたアイテムが目を引きます。
大手音楽事務所や芸能プロダクションがクライアントというだけあって、製品も見せ方も華やかだぞう。
デザインがかわいくて、普段使いにしたくなるグッズばかり。
“推し活”がはかどりますね。
一日たっぷりと販促EXPOなどを満喫した2人。その感想は…?
ノベルティで印象的だったのは、環境意識の高さが伝わる製品が目立ったこと。
脱プラスチックの流れもあって、エコな姿勢を打ち出して企業イメージを高めるノベルティが注目されているんですね。
スポーツビジネス産業展も、体験型エンタメの人気ぶりがわかって面白かったね。
今年は東京オリンピック、パラリンピックの開催はもちろん、首都圏に新しいライブハウスも続々とオープンするし、集客につながるノベルティがさらに求められそうだぞう。
新型コロナウィルスの影響も心配されていたけれど、影響はそれほど大きくなかったみたい。
同時開催展を含めると、来場者は前回に比べて9,595人増の35,467人。
約1万人も増えて、大いに盛り上がったようですよ!
次回の「第12回 販促EXPO 夏」は、2020年6月24日(水)~26日(金) 東京ビッグサイトにて開催予定。
新しいノベルティのヒントを探しに、ぜひ足を運んでみては。
※商談展のため、一般の方の入場はできません。
- 企画・編集:
- NOVEZO編集部
- ライティング:
- 後藤 由里子